【eスポーツの教科書】その1(eスポーツとコミュニティ/性差・年齢差のないスポーツ)

こんにちわ。

最近slackを使い始めたら便利なことに今更気づいた筆者です。

 

さて、今回は「eスポーツの教科書」という本を読んでみました。2019年8月29日発売なので直近の話題も盛り込まれています。

■eスポーツの教科書

著者は岡安学氏。eスポーツを中心にWebや雑誌、MOOKなどでご活躍中の方とのこと。(巻末より抜粋)

 

内容としては、先日参加してきた日本eスポーツ連合(以下、JeSU)の検討会と同じ内容も触れられています。また私の考えていたことも記載されていますが、それ以外の内容にも踏み込んで記載されています。

■参考JeSU検討会の内容及び考察

日本eスポーツ連合(JeSU)の検討会に参加してきました(その1)

日本eスポーツ連合(JeSU)の検討会に参加してきました(その2)

日本eスポーツ連合(JeSU)の検討会に参加してきました(その3)

 

ボリュームはそれほど多くはなく実際の大会の写真も多く掲載されていてサラっと読めますが、eスポーツの現時点の状況はしっかり押さえられており、入口としてとても良い内容だと思います。

章立ては以下になっています。

■eスポーツの教科書 章立て

第1章 eスポーツとは? -全体像をつかむ

第2章 プロとeスポーツ

第3章 参加するeスポーツと観るeスポーツ

第4章 eスポーツの裾野を広げる

第5章 eスポーツの未来

 

■所感

興味深かったポイントは以下です。

①第1章「eスポーツとコミュニティ」「性差・年齢差のないスポーツ」

②第2章「eスポーツ大会と賞金」

③第3章「観客ありきの興行」、「eスポーツの施設について」「ライブ配信によるマネタイズ」

④第5章「マネタイズのエコシステム構築が必要」「eスポーツ選手のセカンドキャリア」

 

それぞれ解説していきます。

①第1章「eスポーツとコミュニティ」

eスポーツが野球やサッカーなどのフィジカルスポーツと比べて汗水かかなないため、スポーツとして呼べるかという点で違和感がある、といった見方があると。然し、仕事に置き換えると肉体労働やサービス業をブルーカラー、オフィスワークをホワイトカラーと呼んでいるように、スポーツでもブルーカラーとホワイトカラーができる可能性が大いにあるということで、今後eスポーツはホワイトカラーとして取り扱われるのではということでした。これは近い未来(例えば5-10年後とか)にはそうなるのではと感じました。

 

①第1章「性差・年齢差のないスポーツ」

もうひとつ「性差・年齢差のないスポーツ」では、スウェーデンの「カウンターストライク」のプロeスポーツチームの中に平均年齢70歳の「シルバースナイパー」というチームがあるとのこと。最高年齢が81歳であることに加えて5人チームに女性が2人とのことでした。検索すると以下情報がありました。

■最年長81歳 カウンターストライクプロeスポーツチーム「シルバースナイパー」

最年長は81歳、シニアCS:GOチーム『Silver Snipers』が世界最大のLANゲームパーティ『Dreamhack Winter 2017』に参戦

シルバースナイパーズというチーム名もいいですよね。

日本ではNPB(日本プロ野球機構)千葉ロッテマリンのスプラトゥーン2のプロチームは4人中3人が女性で、女性のうち2人は小学5年生(10-11歳)です。年齢・性別関係なくプレイできるのがeスポーツの魅力の1つですね。

■NPBスプラトゥーン公式HP

https://splatoon2.npb-esports.jp/teams/marines/

 

次回、「eスポーツ大会と賞金と3つの法律」について記載します。

*法律面が大きく関わってくるため、細かく記載していきます。

 

【eスポーツの教科書】その2(eスポーツ大会の賞金と3つの法律)

【eスポーツの教科書】その3(「観客ありきの興行」「eスポーツの施設について」「ライブ配信によるマネタイズ」)

【eSportsの教科書】その4(「マネタイズのエコシステム構築が必要」「eスポーツ選手のセカンドキャリア」)

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