
1/24(金)-1/26(日) 幕張メッセで日本最大級の格ゲーの祭典【EVO JAPAN2020】が開催されました。今回は3日目メイントーナメントの様子をレポートします。
大会概要は以下を参照ください。
■大会概要
■鉄拳7
TOP8の8名中6名がリロイというリロイ地獄のTOP8となりました。その中で台湾のBook選手が、リロイでウィナーズのまま負けなしで優勝!参加者数963名の頂点に立ちました。
■結果
優勝 Book(リロイ)
準優勝 みきお(ジュリア)
3位 ノロマ(リロイ/スティーブ)
4位 Ulsan(一美/ボブ)
5位タイ 弦(リロイ/シャヒーン)
5位タイ チクリン(リロイ)
7位タイ 柾(リロイ)
7位タイ ゼウガル(リロイ)
※参加者数963名
■試合の様子
TWT2019王者のチクリン選手もリロインで参戦。Wではみきお選手に敗退。
ノロマ選手vs柾選手
ゼウガル選手vs Ulsan選手
LoosersでTWT2019決勝の再現。今回はUlsan選手の勝利。
WFでみきお選手がBook選手に敗れるも、LFを制し再度GFへ。
Book選手がみきお選手ジュリアの2択をリロイの火力で押切り優勝!
■表彰式
今回優勝したBook選手はTOP16ではSAINT選手やLowHigh選手など韓国の強豪を倒してのTOP8入りし、Wのまま負けることなく優勝しました。昨年のEVOJAPAN2019ではパキスタンのAlsranAshが彗星のごとく登場し優勝しましたが、今年は日本、韓国、パキスタンに加え、台湾の4強時代になるでしょうか。またキャラが強すぎるリロイの補正が入るかについても、今後注目です。
■大乱闘スマッシュブラーズSPECIAL
TOP16まで日本勢が独占したスマブラSPECIAL。
TOP8では優勝候補と言われていたLoosersのザクレイ選手は、Wでてぃー選手に敗れたコメ選手と対戦し敗退。そしてコメ選手がLFでWで負けたてぃー選手にリベンジし、しゅーとん選手の待つGFへ。然し、しゅーとん選手がコメ選手に勝利し、負けなしで優勝を果たしました。
■結果
優勝 しゅーとん(ピクミン&オリマー)
準優勝 コメ(シュルク) てぃー しゅーとん
3位 てぃー(パックマン) しゅーとん コメ
4位 ぱせりまん(フォックス) しゅーとん コメ
5位タイ ザクレイ(ロボット/ジョーカー/マリオ) コメ ぱせりまん
5位タイ ライト(ダックハント/バンジョー&カズーイ) しゅーとん コメ
7位タイ KEN(ソニック) てぃー ザクレイ
7位タイ shky(ゼロスーツサムス)
※参加者数:2988名
■試合の様子
ザクレイ選手vsKEN選手
てぃー選手vsコメ選手
しゅーとん選手vsコメ選手
しゅーとん選手優勝の瞬間
スマブラはShuton選手が優勝!
Shuton's winning moment.#EVOJapan2020 #SmashBros pic.twitter.com/sbCu2FCWGZ— eSportsTODAY公式 (@eSportsTODAY1) January 26, 2020
■表彰式
スマブラの生みの親である桜井氏が登壇
しゅーとん選手の涙の優勝が印象的な決勝&表彰式でした。
とくにEVOでのスマブラSPECIALの参加人数は2988名とEVOで2番目に多いストVの1471名に2倍差ほどをつける程のダントツの参加人数で、その人気ぶりが伺えます。実際の客席の埋まり具合もスマブラの時間帯が一番多かったように感じました。
■ストリートファイター5アーケードエディション
TOP8は昨年9月から好調でCC2019で4位のマゴ選手や、EVOJAPAN2018をジュリで優勝した韓国のINFILTRATIONなどの強豪の中、若手のナウマン選手がGFでマゴ選手にリセットされるも、GF(L)でマゴ選手の猛攻を凌ぎ、優勝を果たしました!
■結果
優勝 ナウマン(さくら)
準優勝 マゴ(キャミィ/かりん/春麗)
3位 sako(メナト/影)
4位 NuckleDu(G/ミカ/キャミ/ガイル)
5位タイ INFILTRATION(ジュリ/メナト/コーリン)
5位タイ 板ザン(ザンギ/アビゲイル)
7位タイ トラボ(バーディー)
7位タイ まちゃぼー(ネカリ)
※参加者数1471名
■オープニング
マゴ選手の写真のインパクト
アールさんとハメコ。さん。ストV実況・解説最強タッグ。
本家EVOでも有名な”チェンおじ”ことジェームス・チェン氏
■試合の様子
Sako選手vsナウマン選手
Sako選手が負けたナウマン選手とマゴ選手はそれぞれ1位、2位に。
キャラ選択を熟考するINFILTRATION選手
NackleDu選手vsトラボ選手
会場には試合を見守るゴールデンボンバーの歌広場さん
板ザン選手vsまちゃぼー選手
アビゲイルで画面端に運ぶ”板橋運送”
試合間に自宅で寛ぐように横になるマゴ選手
GFでのナウマン選手vsマゴ選手
■表彰
同じDNG所属の板ザン選手とナウマン選手
格ゲーハメジュンのアシスタントITSUKAさんからEVO公式のインタビュー
今回優勝したナウマン選手は23歳若手。さくらを使い続けこのEVOJAPAN2020で開花しました。またナウマン選手と同じ23歳のトラボ選手もTOP8入り。トラボ選手は本家EVO2019でキチパーム選手とTOP8をかけた最終ラウンドで、大幅体力リードでリーチをかけるもそこからキチパーム選手に大逆転を許しTOP8入りを逃しましたが、その後プロ選手となり今回のEVOJAPAN2020で見事TOP8を果たしました。
日本でのストリートファイターシリーズは古参プレイヤーが強くて層も厚く、海外でのpunk選手やMenaRD選手などのような若手の台頭がありませんでしたが、今大会のEVOでナウマン選手、トラボ選手の台頭があり新しい風が吹いたように感じました。今後のストリートファイターのトップクラスの対戦環境でも若手が大会を沸かすことで、より一層環境が盛り上がることを期待します。
以上
e-Sports TODAY編集部