ライブ配信や大会運営のアドバイザリーを行っている「配信技研」社より日本eスポーツのゲームタイトル格付け「Esports Tier in Japan 2019」が発表されました。
早速格付け内容をみていきます。
目次
■格付け結果
Tier1:
- リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)
- レインボーシックス シージ(以下、R6S)
- モンスターストライク
- 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
- PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)
Tier2:
- コール・オブ・デューティ(CoD)
- ストリートファイターV アーケードエディション
- シャドウバース
- 荒野行動
- 鉄拳7
- スプラトゥーン2
Tier3:
- カウンターストライク:グローバルオフェンシブ(以下、CSGO)
- ハースストーン
- ぷよぷよeスポーツ
- アイデンティティV
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- フォートナイト
- クラッシュ・ロワイヤル
■格付けTierとは?
英語の意味で調べると「段」「階層」「結び付ける人」。つまりその階層構造の位置づけ(格付け)したもので、Tier1が最上位に位置します。
■評価内容・基準
以下で評価されています。
- 期間 : 過去12カ月間 *格付け公表日は2019/10/31
- 対象 : 日本国内で開催された大会
- 評価基準 : 視聴時間合計[分]
但し、いくつか補足があります。
■評価に関しての補足事項
(対象)
- 海外大会は対象外です。国際大会のプロツアーの一環で日本国内で開催される大会は対象に含まれます。
- 公式・非公式にかかわらず国内大会であれば対象に含まれます。*カウンターストライクなどは、日本国内で公式大会がないためすべて非公式のものを対象としています。
- アーカイブの視聴時間は含まれていません。各ゲームタイトルの個人配信も含まれていません。
(基準)
- 視聴時間のみでの集計しています。会場の来場者数は含まれていません。
- 視聴時間は国内からだけでなく海外からの視聴時間も含みます。
■格付け表の注意点
今回の格付けは「視聴時間数」が基準になっています。したがって、ゲーム自体の完成度やユーザー数の優劣を決めるものではないという点にはご注意ください。あくまで「視聴時間」を指標にして格付けされたものです
■所感
海外でも人気のあるLoLやPUBGがTier1にランクインし、CoDやCSGO、フォートナイトなどもTier2-3にランクインしています。海外からの視聴時間数も入っていることから、当然の結果かもしれません。とくにLoLはTier0を設けるに匹敵するほど、他のTier1を大きく引き離す視聴時間だったようです。そしてモンストやスマブラ、スト5、シャドバ、鉄拳、スプラ2、ぷよぷよなど日本でもおなじみのタイトルが入ってる点も納得でした。
本格付けはeスポーツのゲームタイトルの人気を推し量るための指標として参考になります。これからプロゲーマーやストリーマーを目指す人や、eスポーツ参入を考えている企業にとっても大変役立つと思われます。
ちなみに世界で最も賞金総額の高い「DOTA2」というゲームタイトルがありますが、今回の格付けに入ってきていません。PCゲームということもあり日本での認知度の低さが影響していると思われます。DOTA2はグローバルでは人気ゲームタイトルであるため、日本大会開催の受け皿となる企業・団体が現れてくれば、その企業の広告ができグローバル展開していくための1つの手段になるかもしれませんね。
■配信技研 HP [Esports Tier in Japan 2019]
今回は以上です。
e-SportTODAY編集部
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