【eスポーツの教科書】その3(「観客ありきの興行」「eスポーツの施設について」「ライブ配信によるマネタイズ」)

こんにちわ。

消費税が10%になりましたね。POSシステムの改修をおこなっている会社は戦々恐々でしょう。とおもってニュースを見ていたらコンビニのミニストップで障害があったようですね。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191001-00000055-asahi-bus_all

 

さてeスポーツの教科書で興味深かった点の続きです。

③「観客ありきの興行」「eスポーツの施設について」「ライブ配信によるマネタイズ」

■「観客ありきの興行」

前回参加者から参加費を集めて賞金を出す行為は、風営法や刑法(賭博罪)に抵触するという内容を記載しましたが、観客ありきであれば興行になり得るので、当然風営法や刑法に抵触することはありません。実際eスポーツのイベントでもチケットを販売し(=観客ありき)、eスポーツイベントとして確立した例がいくつもあります。

・モンスターストライク プロフェッショナルズ2018トーナメントツアー(会場:アキバスクエア 有料シート1800円)

・リーグ・オブ・レジェンド ジャパンリーグ2017(会場:幕張メッセ 有料シート:1800円 収容人数:4000人 ※チケットは完売)

このように観客ありき=興行として成立するレベルになっています。

 

■「eスポーツの施設」の重要性

但し、「eスポーツの施設」としては、日本ではまだまだ観戦する施設が足りていない状況のようです。観戦ありきでの施設として思い浮かぶのは、少ないと思います。プロ野球やサッカーはスタジアムやドームがあるのでイメージしやすいですが、eスポーツイベンドは施設が身近にありません。チームのホームグラウンド等もないので、eスポーツに触れる機会がなく応援を得づらかったり、まだまだ認知されにくい状況ですね。今後はカジュアルに遊びにいけるような施設が必要ですし、eスポーツのアイコンとなるような施設が増えることを願います。eスポーツの施設が増えれば、そこでeスポーツチームや選手のグッズ販売ができます。著書によれば、フィジカルスポーツやアイドルグループ、お笑い芸人などの収入は興行のチケットもありますが、それ以上にグッズ販売による収益が大きくグッズ販売が安定収入への道となっているそうです。従い、eスポーツの施設が増えて、そこで観戦ができ、グッズ販売が伴っていくことで、ファンも応援しやすくなりチーム運営や選手の収入安定化に繋がると。そしてプロ野球やJリーグ、アイドルグループのエコシステムの構築を確立することが、eスポーツ選手の独り立ちにの最低条件になる、といった点は重要なポイントであると思い記載しました。実際AKBも秋葉原ドン・キホーテの8Fに「AKB劇場」がありますしね。eスポーツの施設はそれほど重要だと思います。

 

■「ライブ配信(ストリーマー)によるマネタイズ」

それからeスポーツ選手の収入源を考えた場合、チームに所属し収入を得たり、大会での賞金、スポンサー料、番組出演・取材料などが考えられます。中でも動画配信サービスが大普及し、ゲーム動画配信コンテンツ人気の高まりにより、ストリーマーとして広告収入やデジタルギフト(投げ銭)による収入を得れる環境も整備されている点は興味深いですね。動画を配信する人をストリーマーと呼ぶそうです。人気職業にYoutuberというカテゴリがありますが、広義な意味ではストリーマーになるようです。

ストリーマーの場合、プレイやトーク、動画編集などの面白さが重要になります。eスポーツのプロプレイヤーの巧みなプレイも見どころになりますが、トークが苦手な人はそもそもストリーマーとして動画配信をやらないケースも多くあります。またプレイが上手くなくても人気コンテンツになったりします。「ゲームセンターCX」という番組はよゐこ有野氏がプレイします。有野氏のプレイはお世辞にも上手いといえませんが、その絶妙なちょっと上手くないプレイが、見ている人をヤキモキさせ興味を引いて面白かったりします。

でストリーマーの話に戻りますが、ストリーマーは実況が必要なのでトークをやらない人はストリーマーにならないと思います。

Youtubeのスーパーチャット(投げ銭)はライブ配信のみで、静的な動画ではスーパーチャットができません。編集した投稿動画に投げ銭できるような仕組みもあってよいなと思います。加えてeスポーツの大会で素晴らしいプレイや勇気や感動をもらったりした際に、投げ銭できるeスポーツ向けのサービスがあってもよいなと思っています。

 

今回は以上です。

 

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