【ゲッティイメージズ】eスポーツ報道の可能性を広げるスポーツ写真プロ集団による挑戦

2020 年 8 月 26 日
ゲッティイメージズ ジャパン株式会社

ゲッティイメージズ連載企画 「Kumi’s EYE」
ゲッティイメージズ × e-Sports
Moving the world with visual
~e-Sports 報道の可能性を広げる。スポーツ写真のプロ集団による挑戦~

デジタルコンテンツ(静止画、動画および音楽)を世界 100 カ国以上に提供する、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーGetty Images(本社:米国・シアトル)の日本法人「ゲッティイメージズ ジャパン株式会社」(東京都渋谷区、以下ゲッティイメージズ)代表取締役社長・島本久美子による連載企画、「Kumi’s EYE」。本企画では、昨今注目が集まっている e-Sports 業界に、国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)など、世界を代表するスポーツ団体の公式フォトエージェンシーであるゲッティイメージズが参入した狙いをお届けします。

◆今年 25 周年を迎えるゲッティイメージズが 2020 年 7 月に世界を代表する 3 社との契約を発表

世界の e₋Sports 人口が増え続け、e-Sprots 業界のニュースバリューが高まっているにもかかわらず、業界の報道写真の多くは、実際にゲームをするプレイヤーの姿や表彰式の様子など、人にフォーカスした写真に偏っています。一方、コンソールの技術革新により、フォトモードが登場して以来、バーチャルとリアルの世界で撮影された写真のクオリティの差がほぼなくなりました。ゲッティイメージズでは経験豊富なトップフォトグラファーをバーチャルの世界に送り込み、よりダイナミックなビジュアルを撮影することで、現実世界では物理的に撮影が困難なシーンの裏側や、接近したアクションシーンなど、バーチャルの世界においても、リアルな世界と同じように、報道価値の高いビジュアルコンテンツを提供していきます。

#1 「ポリフォニー・デジタル」との契約発表

FIA(国際自動車連盟)認定「グランツーリスモ」チャンピオンシップの公式フォトエージェンシーに決定

7 月 1 日 グランツーリスモを手掛ける「ポリフォニー・デジタル」とパートナーシップを締結。
本パートナーシップ締結により、ゲッティイメージズは、FIA(国際自動車連盟)認定の『グランツーリスモ』チャンピオンシップの公式フォトエージェンシーとなりました。オリンピックやパラリンピック、サッカーW 杯、F1 など、報道スポーツの前線で 25 年以上にわたり活躍をし続けている、トップフォトグラファー、クライブ・ローズをはじめ、ゲッティイメージズのキャリア豊富なフォトグラファーにより、よりリアルでダイナミックな臨場感の溢れる報道写真を世界に配信していきます。リアルとバーチャルの 2 つの世界をつなぎ、シムレーシング(リアルな運転を楽しめるゲーム)の美しさと爽快感を、世界中に届けます。

 

1174522459, Gran Turismo/Clive Rose

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#2 「W シリーズ」との契約発表

7 月6日 ドライバーを女性に限定した新しいフォーミュラカーシリーズ「W シリーズ」とのパートナーシップを締結。

本パートナーシップ締結により、2019 年に女性ドライバーの育成と支援を目的に立ち上げられた「W シリーズ」のシミュレーションレース 「W Series Esports League」のオフィシャルフォトエージェンシーになりました。
「W シリーズ」の最高経営責任者あるキャサリン・ボンド・ミュア(Catherine Bond Muir)が、「ダイバーシティ&インクルージョンという同じブランド価値観を持つゲッティイメージズとパートナーを組むことができ、大変嬉しく思います。グローバルな配信により、これまでe-Sports に馴染みのない新たなファン層にリーチすることで、将来有望な若い女性たちが新たな夢を持つきっかけになればと思っています。」と語るように、本パートナーシップを通して、女性が活躍できる e-Sports の魅力や将来性を届けていきます。

1264322159,Clive Rose/Getty Images

1257813088,Clive Rose/Getty Images

1264322221,Clive Rose/Getty Images

#3 「ライアットゲームズ(Riot Games)」との契約発表

「リーグ・オブ・レジェンド」グローバル e-Sports イベントのオフィシャルフォトエージェンシーに決定

7 月 13 日 「リーグ・オブ・レジェンド」を手がける「ライアットゲームズ」とパートナーシップを締結。
パートナーシップは最短でも 2024 年までの継続が決まっており、グローバル e-Sports イベントにおける撮影から、ライセンス管理までをゲッティイメージズが行います。(過去 10 年間に開催されたグローバル e-Sports イベントで撮影された写真についても、一部ライセンス管理を行います。)
2020 年秋に中国での開催が予定されている、「リーグ・オブ・レジェンド」の世界大会「2020 ワールドチャンピオンシップ」を皮切りに、ゲームの競技シーンやその舞台裏、そしてリーグをサポートする熱狂的なファン達のスピリットなど、e-Sports の魅力を世界中に発信していきます。

1240245407,Riot Games/Riot Games Inc. via Getty Images

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◆Kumi’s Opinion

■スポーツ報道写真をリードしてきたゲッティイメージズが、e-Sportsに進出する理由

バーチャル世界の映像技術の躍進により、現実の世界との視覚の差が無くなりつつある今、今後はバーチャルの世界における報道価値がますます高まっていくと予測しています。現実の報道写真を撮影し続けてきた、ゲッティイメージズのフォトグラファーをバーチャルの世界に送り込み、リアルタイムでバーチャルの世界を配信できるような仕組みを作ることができれば、バーチャル報道写真のビジュアルの幅が広がり、e-Sportsを楽しむ人が増えると考えました。ゲッティイメージズは、今後も世界の常識を覆すような新たなビジュアルを作り続け、e-Sports業界の発展に大きく貢献していきたいと考えています

バーチャルワールドの拡大とそこで起きるニュースを報道する重要性とは

e-Sports業界がいま世界で最も注目されている業界であることを裏付ける歴史的な出来事が数多くありながら、ニュースの報道記事に目を向けてみると、どの記事にも優勝した選手がトロフィーを掲げる写真が使われており、それ以外のビジュアルコンテンツをほとんど持ち合わせていない現状があります。
時代の流れとともに変遷していく新たなニーズや、報道価値を見極め、本当に価値のあるビジュアルコンテンツを世の中に発信していくことが、業界を発展させるうえで重要な要素だと考えています。

リアルのレースを実際に撮影しているフォトグラファーにしか撮影できない写真とは

オリンピックやパラリンピック、サッカーW杯、F1など、スポーツ報道の最前線で25年以上にわたり活躍をし続け、「グランツーリスモ」の撮影を手掛けるトップフォトグラファー、クライブ・ローズは、「ゲームの世界と現実のF1の体感速度にほとんど差はない」と言います。レース会場の何処から撮れば良い画角になるのか、シャッターを押すタイミングなど、現実世界で本物のレースを撮影し続けてきたなかで培ってきた“トップフォトグラファーの経験と感覚”を最大限活かすことで、バーチャルの世界においても現実のレースと同じようなクオリティの高い写真を撮影することができるのです。

■これからのe-Sports業界との関わり方について

今後は、キャラクター同士がダイナミックな動きで対戦する格闘ゲームなどの撮影も視野に入れていく予定です。新型コロナウイルスの感染拡大によって、e-Sports界も大きな影響を受けています。弊社が25年にわたり蓄積してきたテクノロジーとアイディアをバーチャルの世界にも取り入れ、時代のニーズや被写体に応じたベストなビジュアルを引き続き追い求めていきます。

■島本 久美子/Kumiko Shimamoto

ゲッティイメージズ ヴァイスプレジデント兼ゲッティイメージズ ジャパン株式会社 代表取締役
2004年にイメージネットがゲッティイメージズに吸収されたのを機に、ゲッティイメージズ(イギリス)でイメージネットと報道写真のセールス シニアディレクターとして、イギリス、ドイツ、スペインの報道写真事業の拡大に貢献。
2009年に帰国し、ゲッティイメージズのアジアヴァイスプレジデント兼ゲッティイメージズ ジャパン代表取締役に就任。

■ゲッティイメージズ ジャパン株式会社について

ゲッティイメージズ ジャパン株式会社は、1995年に創業された米国シアトルに本社を置く、世界最大のデジタルコンテンツ提供・管理会社「Getty Images」の日本法人。2002年設立。

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