- 2019-12-8
- ゲーム, ニュース, プレイヤー/ストリーマー
こんにちわ。
鉄拳ワールドツアー2019ファイナルを見ながら記事を書いている筆者です。参加メンバーが豪華だし、めちゃくちゃ面白い!!
さて、今回は「Youtubeを超える?」と噂される、ゲーム実況ライブ配信サービスについて記載します。
ちなみに現行日本の主なゲーム実況ライブ配信サービスは以下です。
目次
■日本の主なゲーム実況ライブ配信サービス
- Youtube(Google)
- Twitch(Amazon)
- ニコニコ(ドワンゴ/KADOKAWA)
- OPENREC(CyberZ/CyberAgent)
- Mirrativ(DeNA)
*()内は運営企業
Youtubeはご存知の方も多いと思いますが、YoutubeはGoogle、TwitchはAmazonグループになります。ニコニコはドワンゴで今は角川配下、OPENRECはAbemaTVでも有名なサイバーエージェントグループ、Mirrativは横浜ベイスターズのDeNAで運営されています。
そこに画期的?なサービスを引っさげて新規参入したゲーム実況ライブ配信サービスがあります。名称は「Mildom(ミルダム)」です。
■Mildom公式サイト
https://www.mildom.com/
■Mildomで配信すると時給500円が貰える?
Mildomでは配信1時間毎に時給500円が貰えます。但し、応募条件や審査があります。
以下Mildomの詳細を掲載いたします
1.応募条件
2.配信報酬
- 1日以内に最低1時間以上の配信をすることがお支払い条件です。(1日の配信時間が1時間未満の場合は、報酬カウントされないので、ご留意ください)
- 1日最大4時間分までお支払い致します。(4時間を超える配信を行っても、4時間分までのお支払いとなります)
- 配信時間は1時間単位でシステム上計算されますので、ご留意ください。(例:配信時間55分→0時間計算、1時間30分配信→1時間計算)
1日最低1.5時間以上の配信が条件で、1日最大4時間までになります。つまり毎日4時間配信すれば、時給500円×4時間×30日で、60,000円/月の報酬になります。時給1500円の場合は180,000円/月になります。上記以外にもサブスクリプションサービスや投げ銭機能も実装されていますので、報酬は時給だけではありません。
3.公式サイト
https://www.mildom.com/user_sign_up
■運営会社はどこ?
Mildomの運営会社は「DouYou Japan」です。「DouYou(闘魚(ドウユウ))」は中国最大級のライブ配信サービスで、月間1億5千万人以上が視聴しています。またDouYou自体は中国IT大手のテンセントが運営しています。テンセントでは荒野行動やリーグオブレジェンズ(ライアットゲームズ)やクラロワ・ブロスタ(スーパーセル)の親会社であったり、中国版LINEの「We chat」などをサービス提供・運営しています。世界最大級のゲーム会社であり超大手IT企業です。
そのテンセントと日本の大手総合商社・三井物産が共同で新設した会社が「DouYou Japan」です。テンセントが日本のゲーム実況ライブ配信シーンを狙いにきているのがうかがえます。
■中国ライブ配信大手、日本に参入 三井物産と新会社(日経新聞記事)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47839800W9A720C1FFN000/
■所感
YoutubeではYoutubeパートナーサービスの条件(登録者数1000人以上等)を満たさないと報酬が貰えません。初期のハードルが結構高く、配信者の90%以上が報酬を貰えるまでに至っていません。そういった意味ではMildomは思い切ったサービスですが、このYoutubeで報酬を貰えない90%をターゲットにする意味は結構ありそうです。またユーザーが流れてくれば、スポンサーも増え、サブスクリプションサービスや投げ銭サービスを利用してもらうこと収益化できると踏んでいるのでしょう。或いは今はユーザーの囲い込みを優先しているのかもしれません。
最近はライブ配信サービス間でヘッドハンティングも行われいます。最近だとTwitchで1472万フォロワーを誇る人気プロゲーマーの1人Ninja氏が、ゲーム実況の拠点をTwitchからMicrosoftのMixerに移りました。
■人気プロゲーマー「Ninja」が配信拠点をAmazonのTwitchからMicrosoftのMixerに(ITmedia)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/02/news054.html
このように今後はYoutubeなどからMildomへ移籍する人気実況者が増えるかもしれません。そうすると一気に流れが変わるかもしれませんね。
いづれにしてもMildomは現状まだまだ認知されていないサービスで、視聴者も少ないことから今参入するならある意味チャンスと言えるかもしれません。
今回は以上です。
e-Sports TODAY編集部