サウジアラビアのeスポーツクラブ「Team Falcons」が、『Dota 2』部門の解散を2026年9月6日に公式X(@FalconsEsport)で発表した。2025年の世界大会「The International」を制したロースターがそのまま解散し、クラブは同タイトルから離れる。
約3年続いた5人が解散
解散するのは、Oliver「skiter」Lepko、Stanislav「Malr1ne」Potorak、Ammar「ATF」Al-Assaf、Andreas「Cr1t-」Nielsen、Jingjun「Sneyking」Wu の5人。『Dota 2』のトップシーンでは珍しく、同じ5人が長期にわたって組み続けたロースターだった。
このメンバーは2025年の The International で優勝している。『Dota 2』の The International は開発元の Valve が主催する年間最大の大会で、賞金規模でもeスポーツを代表する存在として知られてきた。
クラブは「事業の方向性」を理由に挙げる
Team Falcons は公式Xで「Farewell, Dota 2」と題した投稿を出し、選手・スタッフ・コミュニティへの謝意を示した。あわせて、同クラブは『Dota 2』が競技ゲームとして特別な位置を占めるとしたうえで、クラブ全体の方針として戦略的な整合と長期的な運営の持続性が見込めるエコシステムへ注力していくという趣旨の説明を示している。
選手個々の今後については、複数の移籍が取り沙汰されているものの、本稿執筆時点で確定した発表は出ていない。コーチを務めた Aui_2000 は、2026年の The International 終了後に『Dota 2』のプロシーンから退く意向を示している。
タイトルの入れ替えは国内でも起きている
クラブが特定タイトルの部門を畳む判断そのものは珍しくない。国内でも、大会の開催規模やスポンサーの状況に応じて部門の新設・休止が繰り返されてきた。チームの収益がどこから来ていて、部門の維持がなぜ難しいのかは、コラム「eスポーツチームはどう稼いでいるのか」で扱っている。
クラブ側は今回の発表で『Dota 2』以外の部門の扱いには触れていない。国際大会の勢力図がこの1年でどう動いたかは、エスポーツワールドカップ2026の記事も参照してほしい。
参考・出典
- Team Falcons 公式X(@FalconsEsport)
- 「Team Falcons」がDota 2部門を解散、2025年世界大会優勝チーム(Negitaku.org・2026年9月)
- Team Falcons explains Dota 2 exit after strategic review(Dot Esports・2026年9月)


