eスタジアム株式会社は、株式会社NANKAIとともにミズノスポーツサービス株式会社と連携し、ジュニアeスポーツ選手を対象としたトレーニング講座を実施したと2026年9月3日に発表した。ミズノスポーツサービスがeスポーツの育成分野で民間企業と協業するのは、今回が初めてとなる。

なんばのeスポーツ施設で実施

講座が行われたのは2026年7月26日、会場はeスタジアム なんば本店のENTER FORCE.36 XRフィールド。参加したのは、eスタジアムが運営するジュニアeスポーツチーム「eLittle Star」の選手と、大阪府泉佐野市が次世代の選手育成に取り組む「泉佐野市eスポーツ強化指定選手プログラム」の参加選手、あわせて12名だった。

プログラムには、次のような内容が含まれた。

  • 指と手首の柔軟性を高める運動
  • フラフープを使った複数人でのコーディネーション運動
  • 頭と身体を連動させる運動

いずれもプレー中に使う動きを意識した構成で、ミズノスポーツサービスの指導者が講師を務めた。

「競技力」と「健康」を両立させる育成モデルへ

長時間の着座と指先の反復動作という、eスポーツ特有の身体負荷は以前から指摘されてきた。今回の取り組みは、スポーツ用品メーカーが長年蓄えてきた運動指導の知見を、そのまま育成の現場に持ち込もうとするものだ。

eスタジアム側は、子どもの可能性をeスポーツで広げることを掲げ、競技力の向上と身体づくりを両立させる新しい育成モデルへの挑戦だと説明している。講師側も、身体を動かす機会をつくることは体力面だけでなく、思考力・判断力・表現力の育ちにもつながると述べている。

選手の身体をどう守るかという論点は、コラム「eスポーツ選手の身体をどう守るか」で扱っている。ジュニア世代の環境整備については、全国中学生eスポーツ大会の記事も参照してほしい。